ニキビ跡の治療には、肌のバリア機能やケア能力を回復させることが大切です。
こういった根本的な要素を守っていれば、ニキビ再発を抑えることも可能になります。
ここではニキビ跡の症状別に見る治療方法をご紹介します。
ニキビ跡に残ってしまったシミ
ニキビが発生した炎症箇所に、色素沈着が起こってしまい、茶色のシミが残ってしまうケースがあります。
外部刺激から肌を守るために分泌されるのが、メラニン色素です。
そのため炎症が発生してしまうことで、メラニン色素の分泌は盛んになります。
しかし肌のターンオーバーが正常に活動していれば、徐々に消えていくものです。
根本的な治療法としては、ターンオーバーを正常な状態に戻すことになってきます。
ニキビ跡に残ってしまった赤み
炎症が治まり、治ったはずのニキビ。
それなのに時間が経過しても消えない赤みに悩まされている方も少なくありません。
この赤みの原因は、肌の奥にある真皮層付近に炎症が残っているか、炎症時の衝撃でうっ血していることが考えられます。
そのためこのまま放置をしてしまうと、色素沈着しシミへと発展して行きます。
赤みを発見した場合は、長期化させる前に肌の状態を正常化させる努力が必要です。
シミへ発展してしまうと対処がより困難になります。
ニキビ跡に残ってしまった凸凹
膿んで腫れてしまったニキビ箇所は、治癒した後に陥没する可能性があります。
完全に皮膚そのものが陥没してしまえば、自然治癒する可能性はかなり低いものになります。
しかしすぐに皮膚科に駆け込むのも注意が必要です。
レーザーやピーリングによる治療は速効性があるものの、肌への大きな刺激は避けられません。
そのためさらなる悪化も予想されるため、リスクの低い治療法から試してみることをオススメします。
ホルモン治療と組み合わせることがオススメ
ニキビ治療は、単純に肌表面を回復させるものではありません。
炎症が拡大してしまったニキビは、治癒した後に取り返しのつかないニキビ跡になってしまいます。
そのため周辺組織を巻き込んでしまう前の正しいニキビ治療が重要になります。
そしてもしもニキビ跡を発見した場合には、放っておくのではなく、時間はかかりますが、徐々に目立たなくしていけるような地道な治療に励みましょう。